
トランペット奏者・松居洋輔が、福岡に帰ってきます。
昨年まで九州交響楽団の首席として福岡の音楽シーンを支えてきた松居洋輔が、現在活動の拠点とする南アフリカから一時帰国し、ゆかりあるこの地で特別なリサイタルを開きます。
海外で培った新しい響き、そして福岡での温かなつながり——
その両方がひとつになる、心に残る"再会"のステージです。
このリサイタルでは、そんな松居が世界各地での経験をもとに、音楽が国や言葉を越えて人と人をつなぐことの素晴らしさを語りながら、 トランペットの多彩な魅力をお届けします。
共演は、福岡を代表するピアニスト・林紋子。 確かなテクニックと温かい人柄で、地元の音楽家たちから最も信頼される存在です。 その包み込むような音色が、トランペットと響き合い、聴く人の心をそっと満たしてくれることでしょう。
自然豊かなラピュタファームで、光と風に包まれながら聴くトランペットの音色は、 きっと日常を少し優しく、豊かにしてくれます。
心に残る時間を、ぜひご一緒に。

2026年1月10日(土)
第1部開演 11:00〜
第2部開演 15:00〜
30分前開場・各回1時間半程度
ラピュタファーム 屋内会場
福岡県田川郡川崎町安眞木4408−11
駐車場あり
大人 ¥2,500
子ども(小学生以下) ¥1,000
定員40名/1回
クラシックの名曲からジブリの名曲、超絶技巧まで、幅広いレパートリーでお届けします。
演奏者が直接語りかけるトークを交えながら進む構成なので、曲の背景や音楽への想いが自然と心に入ってきます。
演奏家との距離が近いからこそ生まれる、温かな一体感が魅力です。
管弦楽組曲第2番より抜粋
主よ人の望みの喜びよ
くまんばちの飛行
誰もが楽しめる珠玉の名曲をセレクション
トランペットの華麗な技術を堪能
※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。

Yosuke Matsui
国際的なキャリアを持つ、日本有数のトランペット奏者。2024年9月より南アフリカ共和国・クワズール・ナタール・フィルハーモニック管弦楽団(KZN Philharmonic Orchestra)首席トランペット奏者に就任し、拠点をダーバンに移している。
着任早々、ソリストとしてハイドンやテレマンの協奏曲を共演するほか、リサイタルやマスタークラスに招かれるなど注目を集めている。
元・九州交響楽団首席トランペット奏者。東京藝術大学卒業、同大学大学院修士課程修了。これまで、千葉交響楽団首席(2010–2016)、シドニー交響楽団トランペット奏者(2016–2017)を務め、シドニー・オペラハウスを中心に活動。2019–2024年は九州交響楽団首席トランペット奏者として多くの公演を成功させた。
2013–2014年には米国シカゴに留学し、ニューヨーク・フィル首席のクリス・マーティンをはじめ、チャールズ・ガイヤー、バーバラ・バトラー、ロバート・サリバン各氏に師事。深い研鑽を重ね、その音楽性を磨き上げた。
ソリストとしても高い評価を得ており、2024年7月にはドイツでのリサイタルを成功させ、聴衆からスタンディングオベーションを受けた。九州交響楽団、千葉交響楽団、芸大チェンバーオーケストラなどと共演し、バッハ《ブランデンブルク協奏曲第2番》、ハイドン《トランペット協奏曲》、コープランド《静かな都会》などを演奏。
また、マカオ管弦楽団への客演首席としてツアーに参加するなど、国際的な活躍を広げている。サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤征爾指揮 水戸室内管弦楽団、小澤征爾音楽塾、アフィニス夏の音楽祭などにも参加。
日本トランペット協会創設20周年記念コンクール入選、第12回東京音楽コンクール金管部門入選。YAMAHA Performing Artist。

Ayako Hayashi
福岡市出身。幼少よりヤマハ音楽教室にて作曲とピアノを学ぶ。全日本学生音楽コンクール九州大会第1位、鳥栖ピアノコンクール総合グランプリなど、多数のコンクールで優秀な成績を収める。
桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業、同大学研究生修了。九州交響楽団との共演や北九州音楽祭優秀伴奏者賞受賞など、ソロ・アンサンブル・伴奏の各分野で高い評価を受けている。
現在、福岡女子短期大学・西日本短期大学非常勤講師として後進の指導にもあたり、地元福岡を中心に幅広い演奏活動を行っている。